私は大学時代は文系学部でプログラミングや情報系の学部とは何の関わりもなかったのですが、将来的に会社に雇われなくても自分の力でお金を稼げるスキルを身に付けたいという考えから、IT系への就職を考えていました。
IT系の中でも文系の未経験でも採用実績があるSier企業を中心に就活を進めていて、その中で内定をいただいた企業に2024年4月に入社しました。
文系未経験から入社し、半年が経過したので実際に入社してみてどうだったかについて実体験をもとに紹介します。
未経験の割合は半分くらい
企業によって偏りはあると思いますが、私の場合は実際に入社してみると文系、未経験の人の割合は半分くらいでした。思っていたより多かったです。
企業の採用ページ等で未経験の割合については情報を掲載している企業も多いので、自分が気になっている企業の採用ページを見てみるとどのくらいの割合なのかわかると思います。
研修でしっかり学習できる
新入社員研修が3ヶ月間あったのですが、ここでプログラミング言語や基本情報技術者試験レベルの知識を学ぶことができます。
私の場合は、プログラミングのコードが全く書けない状態から基本的な文法の理解、簡単なコードは自分の力で書ける程度までこの研修でスキルアップすることができました。
ただ、これも企業によってどれくらいしっかり研修があるのかは差があると思いますので、企業の採用ページや実際に先輩社員に話を聞いて情報を得ることが大切です。
特に、未経験からIT系に進むのであれば、研修や学習制度についてはしっかり確認しておくことをお勧めします。
配属先ガチャはある?
Sierについて調べていると「配属先ガチャ」というような言葉をよくみると思います。
Sier企業はたくさんの企業との案件を抱えているため、この配属先ガチャはある程度どこの企業でもあると思います。
本当は開発がしたかったのに、実際に入ってみたらテストや書類作成ばっかりだった、マネジメントがしたいのにコードを書く仕事ばっかりだった、とか配属先の勤務地が遠いとか。
これに関しては、ある程度運要素も絡んでくる部分になるかと思います。
未経験でSierはきつい?
研修である程度の知識と技術を学ぶことができると言っても、やはり実際に配属されると分からないことばかりだったり、納期があったりと未経験で入社するとこの辺はプログラミング経験者の方より苦労する部分になるかと思います。
また、先ほどの配属先ガチャのように本当に自分がやりたかったことと実際の業務内容が一致しないという場合もあります。特に、未経験で技術も無いとなると自分の希望も通りにくくなってしまうと思いますので、未経験で入社するときつい部分はあります。
新卒でSier企業に入るべき?
私が実際に入社して半年過ごしてみて、未経験でスキルを身につけるために研修が充実していて、未経験でも採用をしているSierに入社するのも良い選択肢だと思いますが、せっかく新卒であるならばWEB系の自社開発企業や社内SEという選択肢も視野に入れておくべきだったなと思います。
理由としては、Sierは第二新卒や転職でも未経験で採用している企業が割とあるのに対して、社内SEや自社開発企業は転職、第二新卒となるとプログラミング経験や実務経験を必須要件としている企業が多い。つまり、Sier企業は転職、第二新卒でも比較的入りやすいからです。
社内SEや自社開発企業も新卒であれば未経験でも採用してもらえる可能性があるため、新卒カードが使えるうちにこれらの企業も受けてみるのが良いのでは無いかと思います。
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